About

クオリティアーツについて

前に進む意志に、伴走する。

コンサルタントを呼んでレポートをもらった。ツールを導入した。研修を実施した。それでも、現場は変わらなかった。ソフトウェア開発の現場には、そんな経験を持つチームや経営者が少なくありません。外から答えを持ち込み、渡して終わる関わり方では、組織に根づかない。人が変わり、状況が変われば、すぐに元に戻ってしまいます。

クオリティアーツ(Quality Arts)は、この問いに「伴走」という答えで向き合うために、代表の池田 暁が2021年7月に立ち上げた個人事業です。ソフトウェアやシステムの開発に取り組む組織・チーム・個人の隣で、一緒に考え、一緒に手を動かし、一緒に前へ進みます。

Values

大切にしているもの

クオリティアーツの伴走の根には、大切にしている三つのものがあります。「人」と「人の可能性」、「技術」と「マインド」、「倫理」と「エンジニアプロフェッション」です。人は技術を使い、技術を使うには倫理が要ります。人の可能性を開くにはマインドが要り、そのマインドを職業として背負うのが、エンジニアプロフェッションです。そして、プロフェッションとして歩むエンジニアが、また人を育て、人の可能性を広げていく。三つはひとつのループになっていて、めぐるたびに強くなっていきます。

大切にしている三つのループの図。左の「人と人の可能性」から、真ん中の「技術とマインド」、右の「倫理とエンジニアプロフェッション」へ矢印が進み、右から左へ戻る矢印でひとつの輪になっている。戻る矢印に「めぐるたびに、強くなる」。上の言葉(人・技術・倫理)と、下の言葉(人の可能性・マインド・エンジニアプロフェッション)がそれぞれ対応している。
大切にしている三つのループの図。左の「人と人の可能性」から、真ん中の「技術とマインド」、右の「倫理とエンジニアプロフェッション」へ矢印が進み、右から左へ戻る矢印でひとつの輪になっている。戻る矢印に「めぐるたびに、強くなる」。上の言葉(人・技術・倫理)と、下の言葉(人の可能性・マインド・エンジニアプロフェッション)がそれぞれ対応している。

「人」と「人の可能性」

組織を支援するといっても、組織をつくっているのは一人ひとりの「人」です。人のコンディション(スキル・気持ち・意欲)が健やかでなければ、健やかなプロダクトやサービスは生まれません。

そして人は、関わり方や環境しだいで、今日よりも大きく伸びていく可能性を持っています。

だからクオリティアーツは、人を第一に考え、一人ひとりの可能性を信じて、人そのものと、その人が属するチームや組織を支援します。

「技術」と「マインド」

問題や課題にぶつかったとき、人を増やせばいい、気合と根性で乗り切ればいい、という考え方は、今も多くの現場に残っています。けれども、それでは人がすり減るばかりで、同じ問題は何度でも繰り返されます。技術を軽視している現場は成長もせず、人も去っていきます。技術は本来、人の力を引き出し、人を守るためのものです。

技術は、道具を入れるだけでは根づきません。課題から目をそらさず、技術で解こうとする姿勢。学び続け、改善し続ける心構え。そうしたマインドがあってこそ、技術は現場の力になります。

だからクオリティアーツは、課題は技術で解決すると考え、技術とマインドの両方が現場に根づくように伴走します。そして、その技術に責任を持つのが、エンジニアという専門職です。

「倫理」と「エンジニアプロフェッション」

エンジニアが書いたコードや設計したシステムは、その手を離れたところで、人々の暮らしや安全を支えています。だからこそ、エンジニアの仕事には倫理が欠かせません。「できる」ことと「やってよい」ことを区別し、依頼者や雇用者の求めであっても、公衆の安全や福利を損なうことはしない。倫理は、エンジニアの仕事の土台です。

この倫理を持ち、公衆の安全、健康、福利に責任を負うエンジニアは、医師や弁護士と同じように、プロフェッション(高度専門職業)です。学び続け、後進を育て、同業者と共にその職業の質を守る責任も負っています。

だからクオリティアーツは、この職業の重みを大切にしています。支援の場では、エンジニアが専門職として判断し、学び続け、育っていけることを目指します。技術コミュニティや学会での活動も、プロフェッションとしての責任を果たすための社会貢献です。

Why

外から答えを渡すのではなく、一緒に走る

クオリティアーツは、自らの仕事を「伴走」と呼んでいます。課題を分析して、解決策を示し、あとは任せる。そういう関わり方は、クオリティアーツが目指すものではありません。

同じ目線に立ち、同じゴールを目指して走る。チームの一員として一緒に考え、一緒に手を動かし、ときには一緒に失敗する。どれだけ良い解決策でも、チームがそれを自分たちのものとして受け取れなければ長続きしない。外から来た人が帰った途端に元に戻ってしまう。そうした現場を見てきたからこそ、たどり着いた姿勢です。

関わる形は、コンサルタントでも、技術顧問でも、相手に合わせて選びます。大切なのは形ではなく、一緒に走れているかどうかです。

Together

走る意志のある人と、共に走る

クオリティアーツが一緒に走りたいのは、前に進もうとしている人です。エンジニアでも、プロダクトオーナーでも、経営者でも、立場は問いません。

走る意志のある人と、共にありたい。一人で活動しているからこそ、限られた時間は、少しでも前に進もうとしている人のために使います。走りたい人と走る。そこを曲げてしまったら、伴走という言葉が嘘になる。それが、クオリティアーツの覚悟です。

課題がまだはっきりしていなくても構いません。「前に進みたい」という気持ちがあれば、そこから一緒に始められます。

Three ways

斥候に、並走者に、背中を押す人に

伴走といっても、いつも横に並んでいるわけではありません。相手がいまどんな局面にいて、何を必要としているかを読み、走り方を変えます。

  • 前を走る:斥候として、相手にまだ見えていないリスクや可能性を、先に確かめて持ち帰ります
  • 横を走る:ペースを一緒に刻みます。チームが自信を持って走れているときは、あえて前に出ず、ただ隣にいることもあります
  • 後ろから押す:ここまで来たのに、あと一歩が踏み出せない。そんな瞬間に、背中を押します

背中を押す言葉が届くのは、日頃から一緒に走り、信頼関係を築いているからこそです。そして伴走には、一緒に考えてつくり上げる「協創」と、互いに刺激し合い高め合う「競走」の両方が要ると考えています。どちらかだけでは、馴れ合いか、すれ違いになってしまうからです。

Independence

看板を外して、フラットに走る

クオリティアーツは、「日立の冠を脱いで、あらゆる顧客とコラボレーションする」ために生まれました。代表が20年近く在籍した日立グループでは、競合関係や資本関係などの理由から、本来なら一緒に仕事ができるはずの企業や人と組めないことがあったからです。

特定の親会社の看板を持たないクオリティアーツは、日系も外資も、大企業もスタートアップも、業種も問わず、フラットに関わります。看板がない分、信頼は実績で築くもの。一つひとつの仕事に誠実に向き合い、信頼を積み上げていきます。

Scope

品質を入口に、現場から経営まで

クオリティアーツの軸は、ソフトウェアの品質とテストです。けれど、現場で一緒に走っていると、テストだけでは解決しない問題にいくつも出会います。開発プロセス、アーキテクチャ、チームの組み方、技術の選び方──気がつけば、ソフトウェアエンジニアリング全体の話になっている。10年先を見据えて組織のあり方を考えれば、事業戦略や人材育成、組織設計といった、経営そのものの話にもつながっていきます。

品質の問題は、技術の問題であると同時に、経営の問題でもあります。だからクオリティアーツは、品質を入口に、現場から経営まで、必要なところへ一緒に踏み込みます。

Goal

いつか、伴走を必要としなくなる日のために

クオリティアーツがいなくなったら振り出しに戻る。それは、よい支援ではありません。

伴走のゴールは、クオリティアーツがいなくても、その組織やチームが自分たちの足で走り続けられる状態をつくることです。頼り続けてもらうことではなく、自走できるようになることを目指して、その過程にすべての力を注ぎます。

いつか、一緒に走ってきた人たちが、クオリティアーツよりも速く、遠くへ走っていく。それを見届けることが、伴走者としてのクオリティアーツの仕事です。

Name

名前に込めた想い

クオリティアーツのロゴ。赤い四角に白の「QA」

「クオリティアーツ」は、クオリティ(品質)とアーツ(技・芸術)を組み合わせた言葉です。

品質の技で、ソフトウェア開発に取り組む企業や人の成長と改善を支えること。そして、品質というものを芸術のように高めていきたい、という想いを込めています。

開業のときに掲げた思いは、今も変わりません。支援の仕事を通して、日本のIT業界の発展に貢献するとともに、その先で製品やサービスを使う一人ひとりの幸せにも貢献することです。

Company

事業者情報

項目内容
屋号クオリティアーツ(Quality Arts)
代表池田 暁
形態個人事業主
開業2021年7月15日
事業内容ソフトウェアの品質・テストを中心とした、ソフトウェアエンジニアリング全般の伴走支援(技術導入・改善、教育・研修、経営への助言・技術顧問、個人の成長伴走)、講演・寄稿・執筆
所在地東京都
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